ファミリークローゼットの間取りで後悔しないために|暮らしに合う配置・広さ・実例を解説
ファミリークローゼットとは、ご家族の衣類をまとめて収納するスペースです。
一人ひとりの個室に設けることが多い「ウォークインクローゼット」とは異なり、家族分の衣類を一箇所にまとめることで、家事動線や生活動線を整えやすくなる点が特徴です。
近年は共働きや子育て世帯を中心に、この間取りを取り入れる住まいが注目を集めています。
しかし、流行っているからと安易に取り入れると、「動線が合わない」「狭くて使いにくい」「うちにはいらなかったかも」と後悔するケースも少なくありません。
この記事では、群馬・栃木・埼玉の注文住宅を手がける私たち『アイワホーム』が、ファミリークローゼットで失敗を防ぐための配置の考え方や、家族構成に合った広さの目安を実例とともに詳しく解説します。
このコラムで分かること
- ファミリークローゼットは、配置場所そのものより、家族の暮らし方に合った配置を選べているかどうかで成功か失敗かが分かれます。
- 後悔の原因は広さ不足そのものより、配置と日々の家事動線・生活動線とのミスマッチにあることが多いといえます。
- 「何畳あれば安心か」という数字だけで判断せず、収納計画まで含めて考えることが、長く使い続けられる間取りにつながります。

群馬県・栃木県・埼玉県でファミリークローゼットのある家を検討している方は、アイワホームにお問い合わせください。
ご家族のライフスタイルを丁寧に伺いながら、理想の家づくりをサポートいたします。
Contents
あなたの暮らしに合うファミリークローゼットの間取りをチェック

ファミリークローゼットを取り入れる際、どこに配置すればよいのか迷う方は多いのではないでしょうか。
最適な間取りを見つけるためには、図面上の配置を参考にしながら、ご自身のライフスタイルを基準に考えることをおすすめします。
共働き・子育て世帯ならランドリー・洗面室の近く

毎日忙しい共働き世帯や子育て中の方には、水回りに隣接させる間取りが向いています。
- 洗う・干す・しまうが一連の動作で完結し、家事の負担を軽減できる
- 重い洗濯物を抱えて階段を上る、各部屋を回るといった負担がなくなる
- ワンフロアで生活が整う「1階完結型」の暮らしとも相性が良い
少しでも日々の家事負担を減らしたいとお考えなら、ランドリーや洗面室の近くに配置するプランから検討してみましょう。
水回りをまとめた間取りについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
〈関連ページ〉洗面所兼ランドリールームの間取り事例|一緒にするメリット・デメリットや必要な広さを解説
帰宅後の片付けをラクにしたいなら玄関近く
帰宅後の片付けをスムーズにしたいなら、玄関近くにファミリークローゼットを設ける間取りが向いています。
- 上着や荷物を室内に持ち込む前に収納でき、リビングが散らかりにくい
- 帰宅後すぐに片付ける動線ができ、ご家族全員が習慣化しやすい
- お子さまの通園・通学用品の置き場所にもなり、忘れ物防止に役立つ
- 車移動で外出の回数が多いご家庭でも、玄関ですぐ上着や荷物を用意できるため、身支度の手間を減らせる
なお、間取りの都合で玄関近くに大きな収納スペースを確保しにくい場合も少なくありません。
その際は、こちらの事例のようにシューズクロークを広めに設けたり、玄関ホールに収納を設置したりすることで、コートや外出用品の一時置き場として代用する方法もあります。

玄関回りに靴だけでなく上着やバッグまで収納できるようにしておくと、玄関収納だけでも一定の片付けやすさを確保できます。
将来の暮らしまで考えるなら2階ホール・寝室近く

お子さまの成長や将来の変化を長期的に見据えるなら、2階のホールや寝室近くに配置する方法もあります。
日常の生活動線よりもプライバシーを優先したい場合に向いていますが、階段の上り下りが発生するため、将来的な負担も踏まえて検討することが大切です。
- お子さまが思春期を迎えた際にも、それぞれのプライバシーをしっかりと確保できる
- 個人の空間に近い場所で着替え・身支度ができ、生活リズムが違うご家族同士でも気を使わずに済む
- お子さまが独立した後は、ご夫婦専用の収納として無駄なく活用できる
家づくりでは「人気の配置」をそのまま取り入れるのではなく、今の暮らしだけでなく数年後の生活までイメージしてみましょう。
ファミリークローゼットの正解は一つではないため、配置だけでなくご家族の暮らし方全体で考えることが大切です。
寝室にクローゼットを設ける際のレイアウトについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
〈関連ページ〉寝室にウォークインクローゼットがある間取りのメリット・デメリット|扉あり・なしや畳数の決め方、収納レイアウト実例を紹介
後悔しないために確認したい5つのポイント

ファミリークローゼットを取り入れたものの、「結局使わなくていらなかった」と後悔するケースは少なくありません。
せっかくの収納スペースを無駄にしないためには、設計の段階で以下5つのポイントを確認しておくことが大切です。
- 家族人数・収納量を考える
- 家事・生活動線をシミュレーションする
- 出入りしやすい幅を確保する
- 換気・通風を計画する
- 家族構成の変化を見据える
ご家族に合った使いやすさを考える
ファミリークローゼットは、広さや配置だけで判断すると、使いにくさを感じる原因になりかねません。
「毎日の使い勝手」という視点で特に確認したいポイントは、以下の3つです。
| よくある後悔 | 確認したいポイント |
|---|---|
| 狭くて使いにくい | 家族人数・収納量を考える |
| 動線が合わない | 家事・生活動線をシミュレーションする |
| 通路が狭い | 出入りしやすい幅を確保する |
毎日の暮らしにフィットする収納をつくるためには、実際の使い方を設計段階で具体的にイメージすることが重要です。
今の持ち物の量を正確に把握するだけでなく、朝の身支度や洗濯物をしまう時の動きまでシミュレーションしてみましょう。
また、ご家族がすれ違ったり、衣類をスムーズに出し入れしたりできる通路幅をしっかりと確保しておくことで、日々の使いやすさが向上します。
快適に使い続けられる設計にする
ファミリークローゼットは、置き場所を工夫するだけでなく、収納そのものの使い方まで見直すことで、より長く快適に使い続けられます。
ここでは、配置に関わらず確認しておきたい2つのポイントを紹介します。
| よくある後悔 | 確認したいポイント |
|---|---|
| 湿気やニオイが気になる | 換気・通風を計画する |
| 将来使いづらくなる | 家族構成の変化を見据える |
たくさんの衣類が収納される場所はどうしても空気が滞留しやすいため、小窓や換気扇などを設けて湿気やカビを防ぐ対策が欠かせません。
さらに、お子さまが独立した後のスペースの活用方法など、10年後・20年後のライフスタイルの変化まで見据えておくことが、将来にわたって後悔しない家づくりにつながります。
通路幅や換気計画、将来の家族構成の変化まで見据えた間取りづくりは、図面だけで判断するのが難しい部分でもあります。

群馬県・栃木県・埼玉県で家族構成の変化に対応するファミリークローゼットを検討中の方は、アイワホームにお問い合わせください。
後悔しないファミリークローゼットづくりを、設計段階から丁寧にサポートいたします。
家族構成と収納量から考える広さの目安

ファミリークローゼットは、広ければ使いやすいというわけではありません。
ご家族の人数や収納したい物に合わせて、必要な広さと収納方法を考えることが、使いやすい空間づくりにつながります。
家族構成別の広さの目安
ファミリークローゼットの広さは、家族構成や収納量によって異なります。
まずは目安を参考にしながら、ご家族に合った広さを考えてみましょう。
| 家族構成 | 広さの目安 |
|---|---|
| 2人 | 2畳前後 |
| 3〜4人 | 3〜4畳前後 |
| 5人以上 | 4畳前後〜 |
上記は一般的な目安であり、収納する衣類や持ち物の量によって、必要な広さは変わります。
例えば、普段着だけを収納する場合と、コートやスーツケース、季節用品までまとめて収納する場合では、必要なスペースは異なります。
まずは現在の収納量を正しく把握することから始めてみましょう。
広さだけでなく収納計画も考えよう
使いやすいファミリークローゼットにするには、広さだけでなく収納方法も重要です。
収納する物や使い方に合わせて計画することで、限られたスペースでも効率よく活用できます。
収納計画では、以下のようなポイントを意識しましょう。
- ハンガー収納を中心にして衣類を出し入れしやすくする
- 可動棚を設けて、カバンや帽子など高さが違う物も調整して収納できるようにする
- 季節用品や使用頻度の低い物を置くスペースを確保する
- 家族全員の衣類を収納するのか、一部だけ収納するのかを決めて必要な容量を考える
「何畳あれば安心」という基準だけで決めるのではなく、暮らし方に合った収納計画を立てることが、長く使いやすいファミリークローゼットにつながります。
アイワホームの実例から見る、暮らしに合うファミリークローゼットの間取り

理想の収納空間をイメージするには、実際の施工事例を参考にするのがおすすめです。
ここでは、ライフスタイルに寄り添った魅力的な間取りのアイデアを、アイワホームの施工事例からいくつかピックアップしました。
洗面室からつながる家事ラク動線の住まい
洗面室とアーチ状の壁でつながっており、そのままファミリークローゼットへアクセスできる間取りです。
洗面室に併設したランドリールームで乾かした衣類をわずか数歩で片付けられるため、毎日の家事にかかる手間を大きく省ける設計です。

〈関連ページ〉タタミ敷きのスキップフロアがある家(群馬県邑楽郡千代田町)
こちらの事例は、Instagramからもご確認いただけます。
なお、アーチ壁は施工に高い技術を要するため、後悔しない依頼先選びも大切なポイントです。
アーチ壁で後悔しない方法や施工事例は、こちらの記事をご確認ください。
〈関連ページ〉アーチ壁などのR垂れ壁に後悔しない方法|デメリット解消法、費用、おしゃれな施工事例も紹介
寝室と緩やかにつながる、開放感のある間取り
寝室との間にあえて扉を設けず、空間を緩やかにつなげた事例です。
段差や仕切りをなくすことで、年齢を重ねても行き来しやすい設計になっています。

〈関連ページ〉ランドリーのアイデア収納がある家(群馬県伊勢崎市)
造作棚で収納力を高めたホテルライクな空間
パウダールームのすぐ横にスペースを配置し、引き出しや造作棚を美しく組み合わせている事例です。
ご家族の持ち物に合わせた細やかな収納計画によって、常にすっきりとした清潔な状態を保ちやすくなります。

〈関連ページ〉ホテルライクなリビングとセパレートキッチンのある家(栃木県足利市)
寝室に隣接した、扉でつながる間取り
寝室の扉を開けてすぐの場所にファミリークローゼットを配置した事例です。
ハンガーパイプでの吊るす収納と引き出し収納を組み合わせることで、シャツなどしわになりやすい衣類と、たたんで収納したい衣類を使い分けやすくなっています。
小窓を設けているため、閉塞感を抑えながら風通しを確保できる点も特徴です。

〈関連ページ〉オープンタイプのガレージがある平屋(群馬県伊勢崎市)
アイワホームには、今回紹介しきれなかった事例がまだたくさんあります。ぜひごらんください。
こちらのページで、ファミリークローゼットの間取り図もご覧いただけます。
〈関連ページ〉アイワホーム「間取りプラン」
アイワホームが提案する、暮らしに合わせた収納・生活動線

ファミリークローゼットは、広さや配置だけを考えて決めるものではありません。
毎日の家事や身支度の流れ、家族構成、将来のライフスタイルまで見据えて設計することで、長く快適に使える間取りになります。
アイワホームは、お客様一人ひとりの暮らし方に合わせて、収納量や生活動線を考慮した間取りをご提案している工務店です。
群馬県・栃木県・埼玉県の暮らしや住環境も踏まえながら、ご家族が使いやすいファミリークローゼットをプランニングいたします。
ファミリークローゼットの間取りに関するよくある質問

ここでは、ファミリークローゼットの間取りを検討する中で、多くの方が気になる疑問についてお答えします。
Q.ファミリークローゼットの通路幅はどれくらい必要ですか?
一般的に、1人が通る場合は最低60cm程度、2人がすれ違う場合は150cm程度を目安に確保すると、日々の出し入れがスムーズになります。
収納する物の量によっても必要な幅は変わるため、設計段階でご家族の動きを具体的にイメージしておくことが大切です。
Q.ファミリークローゼットに扉は必要ですか?
扉の有無は、プライバシーや湿気対策を重視するか、開放感を重視するかによって選び方が変わります。
来客時に生活感を隠したい場合や、プライバシーを保ちたい場合は扉付きが安心です。
一方、寝室のすぐ近くに配置し、あえて扉を設けず空間をゆるやかにつなげることで、開放感のある動線を実現した実例もあります。
Q.ファミリークローゼットの照明は普通の部屋と同じでいいですか?
衣類の色合わせや汚れの確認をしやすくするため、白系の照明で部屋全体を均一に照らすのがおすすめです。
奥まで手元がしっかり見えるよう、収納棚の中や通路にも明るさが届く配置を意識すると、朝の身支度もスムーズになります。
まとめ
この記事では、ファミリークローゼットのおすすめの間取りや後悔しないためのポイント、暮らし方に合ったレイアウトや広さ、収納計画について解説しました。
ファミリークローゼットが使いやすい間取りになるかどうかは、ご家族の暮らし方や収納したい物によって異なるため、家事や生活動線、将来のライフスタイルまで見据えて計画することが大切です。
今回の内容が、ご家族に合ったファミリークローゼットのある家づくりの参考になれば幸いです。

群馬県・栃木県・埼玉県でファミリークローゼットのある間取りをご検討中の方は、アイワホームへお問い合わせください。
理想の暮らしに寄り添った家づくりを全力でサポートいたします。
※「栃木県:西部一部」「埼玉県:北部一部」となります。