アーチ壁などのR垂れ壁に後悔しない方法|デメリット解消法、費用、おしゃれな施工事例も紹介
アーチ壁などのR垂れ壁は、空間に柔らかな印象を加えてくれます。
空間の出入り口をアーチ壁などにすることで、「おこもり感が生まれる」などの魅力もありますよね。
でも、R垂れ壁は「曲線の造作難易度が高い」といった理由から施工費用が高額な場合もあるので、採用を迷っている方がいらっしゃると思います。
そこで今回は、群馬県・栃木県・埼玉県で、おしゃれで独創的なR垂れ壁を取り入れた住宅を数多く建築してきた私たち『アイワホーム』が、R垂れ壁が持つ魅力・デメリット両面を正直にお伝えします。
大好きなデザインに囲まれた理想の暮らしを実現するために、ぜひ最後までごらんください。
群馬県・栃木県・埼玉県で「大好きなデザインを自由に取り入れて、おしゃれな家づくりをしたい」とご希望の方は、アイワホームへお問い合わせください。
アイワホームはミリ単位の造作をご依頼いただける工務店で、ご家族の理想の住宅デザインを実現いたします。
Contents
アーチ壁などR垂れ壁のメリット・デメリット

住宅建築のデザインは基本的に直線の組み合わせで構成するため、アーチ壁などのRがついた(曲線の)デザインを実現することは「オプション」となり、職人が手間をかけた特別な仕上げが必要となります。
アーチ壁などのR垂れ壁には、特別な仕上げだからこそのメリット・デメリット両面があるため、はじめに確認しましょう。
メリット
アーチ壁などのR垂れ壁を空間デザインに取り入れることで、曲線の持つ以下のような印象を演出できます。
- 柔らかさ
- あたたかみ
- 遊び心
- オリジナリティ など
また、アーチ壁などのR垂れ壁は空間の中で、以下のような機能も発揮します。
- 視線を集めるポイント(フォーカルポイント)となるため、メリハリのあるインテリアデザインを考案しやすい
- 空間の切り替えを直感的に感じさせるため、建具を設置せずに「LDKとパントリー」「玄関とシューズクローク」などを緩やかにゾーニングできる
- アーチ壁をフレームに見立てて、アーチ壁の向こう側にある空間を絵画のように演出することも可能(アクセントクロス・照明などで演出)
- 天井付近の空気を緩やかに遮断するため、冷暖房効率を高める助けになる・シューズクロークのにおいが玄関に広がるのを抑える など
デメリット
SNSなどで実際にR垂れ壁を採用した方の口コミを確認すると、新築から数年間のうちに以下のような不具合が発生したという声が多数ありました。
- クロスの継ぎ目が開いてきた
- クロスに浮きが発生している
- クロスの端が剥がれてきた
- クロスの糊が黒く浮き出てきた
また暮らしの中で、以下のような不便を感じている方も多くいらっしゃいました。
- 間仕切りがほしいと感じるようになり、Rの部分を避けて「突っ張り棒+カーテン」を設置したが、格好悪い
- 間仕切りがほしいと感じるようになり、リフォーム会社にドア設置の見積もりを依頼したら、既製品のドアを設置するのが難しいため高額だった
- インテリアデザインを変更したいと感じるようになったが、R垂れ壁の印象が強くてデザインを考えるのが難しい
- 夜、アーチ壁周辺の照明によって大きな影ができ、暗くて不気味 など
アーチ壁などのR垂れ壁は、「デザインを実現するだけでは、長期に渡って高い満足度を維持するのが難しい」という特徴があります。
次に、R垂れ壁特有のデメリットを解消する方法も紹介するので、ぜひご確認ください。
アーチ壁などのR垂れ壁に後悔しない3つのデメリット解消法

アーチ壁などのR壁垂れ壁をマイホームに採用する場合には、設計・施工の時点で将来の不具合を回避する配慮が必要です。
以下をクリアすることがR垂れ壁のデメリット解消につながるため、一緒に確認しましょう。
- クロスで仕上げる場合、高い技術力を持つ施工業者を選ぶことが重要
- 空間の使い方が変化することを想定した間仕切り設置の準備を検討
- 生活を具体的にイメージした照明計画が必要
クロスで仕上げる場合、高い技術力を持つ施工業者を選ぶことが重要
アーチ壁などのR垂れ壁には曲線があるため、曲線に応じて無理なく貼り付けしやすい「伸縮性のあるクロス」を選択するのがベストです。
【伸縮性能あるクロスを選択するのがベストな理由】
平面施工を想定したクロスを曲げて貼り付けると、元の真っ直ぐな状態に戻ろうとする「反発力(復元力)」が常に働き続けます。
施工当初は糊がクロスの反発力を抑え込んでくれますが、糊の力は経年劣化で弱まっていくため、糊がクロスの反発力に耐えきれなくなったときに、浮き・剥がれが発生しやすくなります。
ただし、「希望するデザインのクロスには伸縮性がないので、平面施工を想定したクロスをR垂れ壁に貼る」という選択をするケースも多数あります。
そこで不可欠になるのが、長期的な使用を見据えて高い精度で施工してくれる施工業者の存在です。
アーチ壁などのR垂れ壁をマイホームに取り入れる場合には、以下の点もチェックして施工業者選びをしてください。
- R垂れ壁の施工実績が豊富な施工業者を選ぶ
- 施工業者のモデルハウスや完成見学会に足を運び、R垂れ壁の仕上がりを確認※する
※モデルハウスや完成見学会では、「R(曲線)のカーブが最もきつい部分を避け、裏側の平面などで継ぎ目を処理しているか」を確認してください。
Rの部分をクロスで巻き込むような施工は、「将来の浮き・剥がれ防止を想定している」と判断できます。
また、以下のような方法で「希望するデザインのクロスには伸縮性がない」という悩みを解消することも可能です。
- 左官仕上げ(塗り壁)、塗装(ペイント・吹付)を選択して、意匠性のあるデザインを再検討
- 多少の浮きが目立ちにくい、立体感のあるデザインのクロス(織物調、塗り壁調など)を選択する
- R垂れ壁の向こう側にある平面の壁に希望するデザインのクロスを貼り、R垂れ壁を絵画のフレームのように活用
空間の使い方が変化することを想定した間仕切り設置の準備を検討

開口部にR垂れ壁を採用する場合、将来間仕切りの必要性を感じるようになることは、どのご家庭にも想定できます。
(例)
- お子さまの成長にともなって、キッズスペースをスタディスペースにする
- 例年にない猛暑・厳冬などの影響で、冷暖房効率をより意識するようになる
- 来客時の目隠しが無いことに不便を感じるようになる など
新築時に間仕切り設置の準備をしておくことで、空間の使い方の変化にスムーズに対応できるため、以下のような準備の検討をおすすめします。
【カーテン・ロールスクリーンなど簡単な間仕切り設置の準備】
- R垂れ壁の上部(裏側)に、カーテンレールなどの設置に必要な下地を入れておく
- カーテンレールなどを目隠しできるカーテンボックスを設けておく
【ドア設置の準備】
ドア設置を想定する場合、引き戸or開き戸どちらを選択するかで準備が変わります。
| ドアの種類 | 準備 |
|---|---|
| 引き戸 | ・開口部の裏側に一般的なサイズのドアを設置すると想定して、ドアで開口部を覆えるように、開口部の全体サイズを調整 ・R垂れ壁の上部にビス止めなどに必要な下地を入れる ・開口部の左右orどちらかに、ドアが収まるスペースを確保 |
| 開き戸 | ・R部分を欄間にする可能性が高いことを想定して、R垂れ壁の形状を検討 ・R垂れ壁の内側に一般的なサイズのドアが収まるように、「ドア+欄間」の高さを確保 |
生活を具体的にイメージした照明計画が必要
照明の位置によってR垂れ壁の周辺に大きくて暗い影が生まれ、「影があることで作業がしづらい」「お子さまが怖がる」などの問題が発生する可能性があります。
(例)

①はアーチの頂点付近にダウンライトを設置するイメージ画像で、アーチ壁の内側に大きくて暗い影が生まれています。
アーチ壁の内側に照明を設置しても暗い影を完全に消すのは難しいため、ワークスペースなどにする場合、快適に作業できない空間になる可能性があります。
②はアーチ壁から少し離した位置に照明を設置するイメージ画像で、薄い影が広範囲に広がっています。
影が薄い場合は、アーチ壁の内側に設置する照明で、快適に作業できる空間づくりが可能です。
影の様子は「垂れ壁の下がり幅」「照明器具の種類」などによって調整できるため、ぜひ実際の生活を具体的にイメージしながら照明計画を組み立ててください。
群馬県・栃木県・埼玉県で、「新築するマイホームにアーチ壁などのR垂れ壁を取り入れたい」とご希望の方は、アイワホームへお問い合わせください。
アイワホームはR垂れ壁の施工実績が豊富な工務店ですので、デザイン性の高い設計・精度の高い施工を安心してお任せいただけます。
アーチ壁などおしゃれなR垂れ壁の造作費用

アーチ壁などのR垂れ壁のメリット・デメリットなどをお伝えしてきましたが、ここで「R垂れ壁を新築マイホームに取り入れるかどうかは、費用によって判断したい」とお考えの方もいらっしゃると思います。
アーチ壁などのR垂れ壁を造作する場合、通常の間口造作と比較して、以下の費用が追加となります。
| 造作タイミング | 追加費用の目安 |
|---|---|
| 新築時 | 5〜20万円 |
| リフォーム時 | 10〜30万円 |
ただし、上記はあくまでも目安で、費用は設計内容によって大きく変動する可能性があることを、念頭に置いておいていただけると幸いです。
群馬県・栃木県・埼玉県で「理想のデザインを追求してマイホームづくりをしたい」とご希望の方は、アイワホームへお問い合わせください。
アーチ壁などのおしゃれなR垂れ壁を新築住宅に取り入れた事例

次に、アーチ壁などのR垂れ壁を新築に取り入れた施工事例も紹介します。
R垂れ壁の造形はバリエーションが豊富ですので、ぜひご確認ください。
アーチ型
こちらのR垂れ壁は、半円のアーチ型です。
どちらもパントリーの出入り口にR垂れ壁を採用した事例で、あえて間仕切りを設けないことで、家事動線がスムーズになります。


こちらは玄関ホールにR垂れ壁を取り入れた事例です。
アーチ型のR垂れ壁をつなげて、ハート型に見える演出も可愛いですね。


楕円アーチ型
こちらは、曲線がゆるやかな楕円アーチ型のR垂れ壁の事例です。
楕円アーチ型はアーチ型よりもシャープな印象を受ける造形で、「ナチュラルカントリーテイスト」「ホテルライク」など、さまざまなデザインテイストにマッチします。


円形
こちらは、床まで大きな円を描くR垂れ壁の事例です。
R垂れ壁の向こう側が印象的な空間になるため、和風・アジアン・ヨーロピアンなど、インテリアデザインにこだわりたい空間の出入り口におすすめの造形です。


変形
R垂れ壁は「円をベースに造作する」というイメージがありますが、こちらの事例のように、自由な曲線の造形を実現することも可能です。


収納スペース・おこもりスペースなどを、おしゃれに目隠しするような造形も可能です。
以下2つの画像から、同じような造形でも、インテリアデザインで印象が大きく変わることを実感できますね。


こちらはリビング内和室の出入り口にR垂れ壁を取り入れた事例で、間仕切りを設置しました。


アイワホームには、今回紹介しきれなかった事例がまだたくさんあります。ぜひごらんください。
【番外編:垂れ壁以外】おしゃれな壁の造作アイデア|ニッチ・飾り棚など

今回は間口などにR垂れ壁を取り入れることを前提にしてメリット・デメリットなどを紹介してきましたが、おしゃれな壁のアイデアは、まだほかにもあります。
例を紹介するので、マイホームの新築アイデアとして参考にしていただけると幸いです。
こちらは、壁にニッチを設けた事例です。
住宅設備のリモコンのような無機質なデザインも、小窓のようなニッチに収めることで可愛らしく感じますね。


こちらは和室に飾り棚を造作した事例で、季節の草花を飾るなど、床の間のようにおもてなしの気持ちを表現できるスペースとなりました。


こちらは、造り付けの収納スペースを、楕円アーチ型にくり抜いた壁で囲んだ事例です。
壁一面に華やかな造形やデザインを集中させたことで、空間の主役となるスペースが完成しました。

まとめ
アーチ壁などのR垂れ壁を新築するマイホームに取り入れるメリット・デメリット、デメリット解消法などを紹介してきました。
ご自身が心から欲するデザインをマイホームに取り入れることで、生活の満足度が大きく向上します。
ぜひ、理想のデザインを高い施工技術で実現してくれる施工業者を選び、愛着を持って暮らせるマイホームを完成させてください。
群馬県・栃木県・埼玉県※で「大好きなデザインを自由に取り入れて、おしゃれな家づくりをしたい」とご希望の方は、アイワホームへお問い合わせください。
※「栃木県:西部一部」「埼玉県:北部一部」となります。